昨年末の紅白歌合戦でも目玉として登場し、
いよいよ今年の引退が迫ってきている安室奈美恵さん。
言わずと知れた大スターですが、彼女には実の母親を
殺害されたという痛ましい過去があります。
苦労して育ててくれた母親への思いを体に刻むという意味を込めて、
腕には母親への思いと結婚当時に設けた子供の名前を形どった刺青が
入っています。彼女自身はそのことを全く隠す様子もないので
ファンならずともよく知られている話です。
いわゆるファッション感覚で入れるのとは違い、
痛ましい過去や離婚によって自由に会えなくなった息子さんへの思いを
体に刻むという思いはどことなく理解できるものがあります。
そんな安室奈美恵さんですが、最近になってその刺青を
除去したのではないかという噂があります。
もともと刺青があった場所の皮膚を露出しているDVD作品などを見ても、
刺青が見当たらないという噂がファンの間で囁かれるようになり、
あらゆる状況証拠を総合しても、どうやら腕の刺青は消えているようです。
刺青除去治療をする立場として興味があるのは、
あれだけしっかりと入っていた刺青をきれいに除去した点です。
どんなに高い技術や設備をもってしても刺青を完全に
消し去ることは不可能に近いので、何か他の工夫をして刺青が
目立たないようにしているのかも知れません。
もしくは、長い時間をかけてレーザー治療をしたということも考えられます。
ファンの間ではこのことがポジティブに捉えられており、
「暗い過去とようやく決別できたのでは」「歌で勝負する姿勢」
「引退を目前にしてあらゆる過去を清算するという意味かも」
といった声が飛び交っています。
これだけの有名人が刺青を入れたということがニュースになるのはもちろんで、
それを消したこともニュースになるあたり、
やはり安室奈美恵さんは今も大スターだということですね。
本当に刺青を除去したのだとしたら、引退と同時に完全に
芸能人ではなくなるという決意も含んでのことなのだと思います。